やることリストは増える一方なのに、どれも中途半端なまま。
発信も、お客様への対応も、新しく始めたことも、全部必要で、全部ちゃんとやりたい。だからこそ手が回らず、疲れているのに、その日の発信をやり終えるまで眠れない。
どれも欠かせないと思うから、何も手放せない。それなのに、一日の時間と体力は決まっています。
やることが多すぎて疲れたときに見直したいのは、「必要かどうか」ではありません。全部が必要なままで、何を選ぶかを決める順番です。この記事では、その決め方をお話しします。
手を広げすぎてしまうのは、真面目で意欲があるから
インスタのリールやYouTubeで「これをやらなければ、あなたのアカウントは終わっています」という言葉を見かけて、不安になってやってみる。コンサルタントから「毎日投稿してください」「プライベートの内容でもいいので、とにかく発信してください」と言われて、そのとおりに続ける。友人や知人から「○○さんもこれをやればいいのに」と勧められて、断れずに始める。
一つひとつは、悪意のない、前向きな助言です。真面目な方ほど、それをまっすぐ受け取って、実行に移します。その結果、やることが少しずつ積み重なり、気づいたときには、疲れているのに、その日の発信をやり終えるまで眠れない状態になっています。
手を広げすぎてしまう方は、怠けているのではなく、その逆です。お客様に喜んでほしい、チャンスは逃したくない、周りに遅れたくない。その思いが強いほど、言われたことを断れず、やめられず、増やし続けてしまいます。言われたことを積み重ねても成果につながらない理由は、頑張っても結果が出ない個人事業主が、最初に見直すことでもお話ししています。
個人事業主や一人社長の場合は、構造的にも増えやすくなります。営業も発信も経理もサービスの提供も、すべてを自分ひとりで担っているため、「これは誰かに任せよう」「これはやらなくていい」と線を引いてくれる人がいません。気づいたときには、ひとりで抱えられる量をとっくに超えています。
全部必要なのは、本当のことです
やっていることを一つずつ眺めると、どれも必要に思えます。発信も、あの作業も、あの勉強も、始めたときには理由がありました。ですから、「必要かどうか」で仕分けようとしても、結果は「全部必要」になります。服の整理のように、要る、要らないで分けようとしても、うまくいきません。
これは、判断が甘いわけではありません。実際に、全部必要なのだと思います。
問題は、必要なことが多すぎて、一日の時間と体力に収まらないことです。疲れの原因は、ここにあります。
ですから、決めるのは「何が必要か」ではなく、「必要なことのうち、今の自分は何を選ぶか」です。
全部必要でも、選べる順番の決め方
最初に決めるのは、守りたいものです
最初にやるのは、やることを数えることではありません。自分が何を守りたいのかを、一つ決めることです。
家族との時間なのか、心身の健康なのか、お客様一人ひとりとの関係なのか、売上なのか。どれが正しいということはありません。「今の自分が一番守りたいもの」を一つだけ選びます。
次に、守りたい時間の枠を決めます
守りたいものを守るために、一日や一週間のうち、どこまでを仕事に使うかを先に決めます。何時には寝る、夕食は家族と食べる、週末は休む。この枠が、使える時間と体力の上限になります。
大切なのは、やることを数えてから枠を決めるのではなく、枠を先に決めることです。やることから考えると、枠のほうを広げようとして、眠る時間や休む時間が削られていきます。
枠の中に、守りたいものにつながるものから入れます
決めた枠に、やることを入れていきます。順番は、守りたいものに近いものからです。全部を並べて仕分けるのではなく、枠が埋まるまで、守りたいものにつながるものを順に入れていきます。
入りきらないものは、「必要だけれど、今は選ばない」と決めます
枠に入りきらなかったものが、今は選ばないものです。不要だと切り捨てるのではなく、必要なことは必要と認めたうえで、いまは選ばないと決めます。否定する必要はないということです。
それでも手放すのは不安です。「これをやめたら、チャンスを逃すのではないか」「みんなやっているのに、自分だけ置いていかれるのではないか」。その不安は自然です。だから、完全にやめると決めなくて構いません。本当に必要になったら、そのときに戻せば良いです。
順番が逆だと、うまくいきません
全部を並べて「必要か」を問うと、全部残ります。守りたいものと時間の枠を先に決めると、選ぶ基準ができます。この順番だから、迷いが減っていきます。
「増やすより減らす」から始めた、算命学・姓名学鑑定士の天羽様の場合
継続コースを受講された、算命学・姓名学鑑定士の天羽理世様は、ご自身を「生粋の頑張り屋さん」と呼ぶ方でした。
受講前は、「やらなければ」が先に立つ毎日で、身体に痛みが出るほどでした。家族との時間も確保できず、申し込みが入っても、「ここまでやらなきゃダメなのか」と素直に喜べない状態が続いていたそうです。
私とお話しする中で、天羽様は、本当に大切にしたいことが「家族との時間と、事業の継続を両立させること」だと気づかれました。そこから、まず始めたのは、何かを増やすことではなく、減らすことでした。
天羽様は、通常のコンサルティングは「あれもこれもやりましょう」という印象があるので、減らすことから始めたことに驚いたと話してくださいました。減らした結果、必要なことがはっきりして、翌月には売上が上がりました。いまは23時には寝て、料理の時間も確保しながら、働きやすいリズムで事業を続けておられます。
天羽様の場合、売上を上げるために何かを足したわけではありません。守りたいものを決めて、それに合わないものを手放しただけです。
守りたいものが決まると、頑張りが一点に集まる。そのことを、天羽様の変化が示してくれています。天羽様の声は、お客様の声のページで全文をお読みいただけます。
全部必要なまま、選ぶ基準を一緒に作ります
全部必要だと思って走り続けているときは、頭の中にあるものが多すぎて、ひとりで選ぶ基準を作るのが一番難しい状態です。守りたいものを決めようとしても、それさえ見えなくなっていることがあります。
私は思考整理コンサルタントとして、継続コースで、頭の中を整理するところで終わらせません。何を手放し、何をやり、何をやらないのかを、具体的な言葉で決めるところまで、一緒に行います。聞くだけでも、答えを渡すだけでもなく、対話の中で気づいたことをもとに、私から「これは手放しましょう」「これを先にやりましょう」とお伝えもします。
整理をしたその先に次の一手として、事業拡大としての施策が生まれます。
一度決めても、日々の事業の中では、また迷いが出てきます。継続コースを受けたコンサルタント業の方からは、1ヶ月目で自分の詰まりの正体が見え、3ヶ月目には、発信の判断に迷いがなくなっていたという声をいただいています。5ヶ月かけて、決めたことが自分のものになるところまで、一緒に整えていきます。事業をしている方に限らず、より良い人生を生きたいと思う方全般に向けています。
継続コースが難しい場合は、目の前の判断を整える単発セッション(90分)もあります。
Continuing Course
繰り返しているパターンがあるなら
同じところで止まる。抜けたと思っても、また戻ってくる。それが何度か続いているとしたら、原因は今の状況ではなく、もっと前にあるかもしれません。
継続コース(5ヶ月)では、その起点となる分岐点まで、一緒に遡っていきます。今すぐでなくても構いません。まずは、どういう時間なのかを見てみてください。
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