思い出という名の執着。「頑張りました」の手放しと整理整頓
ボックス整理で「思い出」と向き合う。停滞感を打破する整理整頓
部屋の整理整頓をしようと思い立って、つい「一番後回しにしましょう」と言われる「思い出」の品々から手をつけてしまいました笑。
昔の本や文房具など、手に取るたびに思い出が蘇り、なかなか作業が進みません。
仕事ノートとパリのお菓子道具。大切な「頑張った証」との再会


過去の打ち合わせに使っていた仕事のノート。そして、お菓子教室に通っていた頃にパリで購入した大切な道具たち。どれも私にとってかけがえのないものです。
でも、オーブンを手放してしまった今、しばらくお菓子を作ることはありません。引っ越しの際にかなり処分したつもりでしたが、まだこんなにも残っていました。ノート類も、当時の頑張りを認めたいがために大切に保管していました。
「認められたい」過去の自分との対話
これらの品々からは、「頑張りました」という強い思いが溢れていました。当時は、なかなか自分の頑張りや達成感を自分で認める ことができなかったので、目に見える形で残しておきたかったのだと思います。
「やってました」「やりました」。できているか、できていないかは、自分が一番よく知っています笑。そして、「どんな思いで仕事をしていたのか」も。振り返ると、「認められたい」という気持ちが先行していたように思います。「相手の方」の思いよりも「自分の思い」を優先し、「〜でなければ、私が困るんです」という 自己中心的な動機で動いていた時は、全くうまくいきませんでした。
「思い出」という名の執着の手放し
「思い出」という名の執着は、いつの間にか自分を縛り付けていました。「目の前のできることをする」。
そして、「相手の方にとって『今』必要なことは何か」を考えて仕事をすること。
本当に大切なこのことに、部屋に積んでいたボックスの奥底から出てきた「思い出」と向き合いながら、しみじみと感じました。
流れが止まったと感じたら。「定位置」の見直しが突破口に
もし、なんだか煮詰まる、流れが止まったように感じるという方がいらっしゃったら、いつもの定位置にあるものを見直してみるのも良いかもしれません。私は今回、いつも定位置にあるものを奥から引っ張り出してみました。
「あれ?こんなのがあった」「これは!?」と、様々な感情が湧き上がってきます。その感情もまた、今の自分の一部。その気持ちを大切にしながら、次に進んでいけると強く感じました。