「変われない」と悩む前に。変化の兆しは何気ない景色に気づく時。

何気ない風景に心惹かれる時、あなたはもう変わっている

「なかなか変化しない」と悩まれる方は多いです。
そのようなご相談をいただくことも多いです。
私自身もそうでしたが、一瞬で変化というのは起こらないです。
じわじわと、周囲が先に気がつき、その後に自分自身が気が付く。という感じです。

今まで気に留めていなかった風景、景色。
その何気ない風景に心が動かされる瞬間に気づけた時、あなたは「変化」しています。

変化は魔法ではなく、静かな足音

自己啓発、セミナー、個人セッション、コンサルティング。
自分を変えるために、様々な学びや行動をされている方は多いでしょう。
しかし、「一体自分がどんな風に変化したのか」と実感するのは、案外難しいです。

なぜなら、私たちはどうしても一瞬で劇的な変化を期待してしまうから。
「魔法のように、一度話を聞いたり学んだだけで、人生がスイスイと変わり、
今の自分ではない別の自分になれる」と。かつての私もそうでした。

素晴らしい話に共感し、聞いただけでその日から人生が変わるくらいに思っていました。

周囲が気づく、地味だけれど確かな変化

自分の中で変化が起こると、まず身近な人がその兆しに気づきます。
それは、あなたが想像していたような華々しい変化ではなく、地味である場合が多いです。

でも、その地味な変化が、やがて大きな変化へと繋がっていきます。
そして何より、これまで見慣れていたはずの景色が、以前とは違って見えるようになります。
気付けるようになるからです。

「見ている」と「見える」の違い。自分を大切にすることで世界は色づく

自分を責め、「ダメだ、ダメだ」とばかり思っていると、どうしても下を向いてしまいます。

それでは、空の風景も、美しい花々も、季節の移ろいにも気づけません。
「見ているようで、見ていない」。ただ、ぼんやりと眺めているだけだからです。

しかし、自分を大切にし、自分の優先順位を上げていくと、自分が本当に大切にしていることがわかり、周りの景色が本来の鮮やかな色を帯びて見えてくるようになります
(これは決して、家族を蔑ろにして自分を優先するという意味ではありません)。

「変わらない」と感じるあなたへ。小さな変化に気づくことこそが始まり

もし、セッションやコンサル、講座を受けても
「全然変わらないじゃないか」と感じたなら、まず、どんな変化を期待していたのか、
そしてそれがご自身を180度変えるような、大きなものではないかどうかを振り返ってみてください。

大きな変化を望むのであれば、その前に小さな変化に気づくことが大切です。
なぜなら、小さい変化に気づけない人は、大きな変化にも気づけないか、
あるいは感謝の気持ちがないため、変化が訪れにくいからです。

小さな喜びが、大きな変化の呼び水となる

仕事でも人間関係でも、些細なことで喜んでいただけたら、
「こんなことで喜んで頂けるなら、今度は、こんな感じで」と、
さらに良いものを与えたくなったことはないでしょうか?

突然、とても大きな幸運が舞い込んでいる人は、
それまでに小さなことへの感謝と行動を積み重ねています。
これは、経営者の方々を子供の頃から見ていて気づいたことです。

自己変革とは、新しい自分になるのではなく、見方を変えること

自分の中の変化とは、今の自分ではない何かに変わることではなく、
ご自身の中の「見方」が変わることです。

見方を変えるには、その中にある様々なものを取り除く必要があります。
それは、思い込みだったり、子供の頃のご両親からの影響かもしれません。
しかし、それら一つひとつを丁寧に見ていくことで、変化は起こります。

目の前の景色が今までと違って見えるのも、景色が変わったのではなく、
ご自身の見方が変化したからです。

身近な景色の変化に気づけると、現実も変化していきます。
これは、私も経験しました。

遺跡の発掘調査のように、少しずつ、少しずつ掘り起こしていくことで、ようやく自分の本質のようなものが出てきた時、様々な現実が動き出しました。

どうか諦めずに行動してみてください。

そして、もし、ご自身でどうしてもうまくいかない。迷ってしまう。
という方は、一緒に解決していきましょう。