「反省」という名の「自分責め」。無限ループからの脱出方法
眠れない夜に繰り返す「あの時、こうすれば…」自己反省の落とし穴
眠れない夜に繰り返す「あの時、こうすれば…」自己反省の落とし穴静かな夜に、ふと頭をよぎるのは、講座やセミナー、研修が終わった後の大反省会です(苦笑)。
「あの時、こう応対すればもっと良かったのでは?」
「ここで、こんな風に伝えれば理解が深まったかもしれない」
「この場面での私の態度は、少し配慮が足りなかったのではないか?」…
眠りに就くまでの間、後悔の念が押し寄せるのです。
もちろん、前向きな反省は成長に繋がります。
しかし、私の場合はひたすら自分を責め立てるばかり。
「なんでこんな思いをしなければならないんだ」
「相手がもっと気を遣うべきだった」と、的外れな恨みまで抱いてしまう始末
(自分で招いていることなのに)。
「反省」という名の自己否定。無限ループからの脱出
ご自身の言動を振り返り、改善点を見つけることは決して悪いことではありません。
問題は、そこで自分を責め続け、思考が堂々巡りしてしまうことです。
それはまるで、溝にはまって空回りするタイヤと同じ。
全力で動いているつもりなのに、一向に前に進めません。
かつての私も、大いに反省することで「できた」気になっていました。
でも、現実は「変わりたい」と願いながらも変われない、苦しい状態でした。
自己肯定感は下がり、自分への不満ばかりが募ります。
自己肯定感を下げる「自分責め」の悪循環
自分に不満を感じると、他人を羨ましく思ったり、
「もっと私を見てほしい(構ってほしい、守ってほしい)」という気持ちが強くなります。
意識が外に向き、自分自身に集中できなくなってしまうのです。
自分を責めがちな方は、真面目で完璧主義な傾向があるのかもしれません。
責任感があるのは素晴らしいことですが、「良い加減に」と言われても、
真面目な方ほどその加減に悩んでしまうでしょう。
過去よりも未来。「次はどうする?」に思考をシフトする
優雅に過ごす猫のように、もっとゆったりと構えてみませんか?
「もう、起きたことは仕方がない。じゃあ、次はどうする?」と、
過去の出来事を受け入れ、未来に目を向ける方が、ずっと前に進めます。
悩むのは、理想の自分があるのに、そうではない現実とのギャップを感じるからです。
過ぎ去ったことをあれこれと詮索しても、終わりは見えません。
それよりも、
- だから、次はどうしたい?
- どう動いて行きたい?
- そのためにはどうする?どうしたい?
と、未来志向で考える方が、解決策は見えてきます。
不思議なことに、そうすることで、必要な情報が飛び込んできたり、
人から助言を得られたりする出来事が起こり始めます。
もし、どうしても堂々巡りの思考から抜け出せないと感じているなら、
一緒に解決してみませんか?私も徹底的に悩み続けた経験があるからこそ、
解決への道筋をいち早く見つけられると信じています。