争いのない世界は「美」が創る – 真善美と調和の世界
寺田真理です。
私が仕事をする上で大切にしている「真善美」。
「真善美」という言葉は、古来人々が追い求めてきた普遍的な価値観として知られています。
一般的には、「真」は真理や誠実さ、「善」は道徳や倫理、「美」は美しさや調和。として解釈されることで知られています。
私の中では、少し異なる捉え方をしています。
それは、「争いのない世界」を実現するための鍵となるのではないかと考えています。
「真」と「善」の限界:なぜ争いはなくならない?
「真」を追求することは、誠実さや正しさを重んじる姿勢につながります。
しかし、各々が育つ環境やその人自身の経験や知識によって、「真実」の捉え方は一つとは限りません。
自分の信じる「真実」を強く主張することは、時に他者の「真実」との衝突を生み出し、排斥したり、争いの火種となる可能性があります
また、「善」は道徳的な行為や他者への配慮を促しますが、その基準も文化や個人の価値観によって大きく異なります。
「自国を豊かにすることは善である」という信念が、他国への侵略を正当化する大義名分となり得るように、「善」の名の下に行われる行為も、必ずしも平和に繋がるとは限りません。
それぞれの「正義」がぶつかり合う世界では、争いは避けられません。
第三の道:「美」という視点
では「美」で考えた場合どうでしょうか?
ここで言う「美」は、単に視覚的な美しさだけを指すのではありません。
それは、調和、バランス、そして全体としての心地よさといった、より広い概念で捉えています。
争いのない世界とは、それぞれの要素が互いを尊重し、調和を保っている状態、それがつまり「美しい」状態なのではないでしょうか。
個々の主張や正義がぶつかり合うのではなく、全体としてどのような状態が最も心地よく、美しいかという視点を持つことが、争いを乗り越えるための新たな道筋を示すと感じています。
ビジネスにおける「美」とは?
この「美」の視点は、仕事に置き換えても非常に重要な意味を持ちます。
例えば、クライアント様との関係において、自分の「正しさ」や「我」ばかりを主張していては、良好な関係を築くことはできません。
本当に「美しい」仕事とは、クライアント様のニーズを深く理解し、互いの意見を尊重しながら、両者にとって最善の「調和の取れた状態」を目指すことではないでしょうか。
それは、どちらか一方が我慢するのではなく、お互いが歩み寄り、知恵を出し合い、共に成長できる関係性です。
例えば、クライアント様から要望を受けた時、自分のアイデアを一方的に押し付けるのではなく、クライアントの課題や要望を丁寧にヒアリングし、それを踏まえた上で、両者にとって「美しい」と思える提案を心がける。
意見に相違が生まれても、感情的に反論するのではなく、「全体としてどちらがより調和を生むか」という視点から冷静に議論をする。
このような「美」の視点を持つことで、不必要な衝突を避け、より建設的で創造的な仕事が実現できると私は感じます。
これは日常生活において、家族や友人との関わりの中でも同じです。
「美」の持つ未来
「真」や「善」も大切な価値観ではありますが、時に争いの 種となり得る側面も持ち合わせています。
一方、「美」という視点は、個々の主張を超え、全体としての調和を目指すことで、争いのない、平和な世界を築くための新たな可能性を秘めているのではないでしょうか。
私たち一人ひとりが、日々の生活や仕事の中で「美」の視点を取り入れ、調和を意識した行動を心がけること。
それこそが、個人レベルから社会全体へと波及し、争いのない「美しい」未来を創造する力になると私は信じています。