ビジネスが停滞しているとき、
多くの人は「やり方」や「戦略」を探そうとします。
けれど実際には、
やるべきことが分かっていながら決めきれない、
そんな状態に陥っているケースが少なくありません。
能力が足りないわけでも、努力が足りないわけでもない。
ただ、判断を下すための状態が整っていないのです。
私は個人コンサルティングを行う中で、
この「状態」を整えることが、
次の一手を生むうえで何より重要だと感じています。
正解を探す前に、判断できる状態を取り戻す
ビジネスの世界では、
神仏や目に見えない世界を意識しない方も多いでしょう。
それは決して間違いではありません。
戦略や行動が、成果を生むのは事実です。
ただ私は、
「やるべきことはやった」
その先で立ち止まってしまった人にこそ、
あと一歩の後押しとなる環境が必要だと感じています。
判断に迷っているときに必要なのは、
新しい情報ではなく、
余計なノイズを遮断し、
自分の本音に立ち返る時間です。
なぜ私は神社仏閣という「場」を選ぶのか
私は時に、
カフェやオフィスではなく、
神社仏閣という場をコンサルティングの舞台に選びます。
それは信仰を勧めたいからではありません。
思考が自然と静まり、内省に集中できる環境が、
そこには揃っているからです。
日常の延長線上では見えなかったものが、
場を変えることで、静かに浮かび上がってくる。
それは、とても現実的な変化です。
節分から立春へ。切り替わりのタイミング
先日、節分の時期に、
あるクライアント様と
豊川稲荷東京別院
を訪れました。
節分の翌日は立春。
暦の上では、新しい年が始まる節目です。
人生やビジネスの流れを切り替えるには、
この「境目」のタイミングがよく作用します。
都心にありながら、
一歩足を踏み入れると空気が変わる境内。
節分後の静けさの中で、
クライアント様はご自身と深く対話する時間を持たれました。
お稲荷様が象徴する「財・縁・循環」
お稲荷様といえば、
五穀豊穣や財運の象徴として知られています。
ここでいう「財」は、
単にお金が増えることではありません。
- お金の巡り
- 人との縁
- 機会や信頼の流れ
それらが健やかに循環している状態そのものです。
三所殿で目に留まった「融通金」は、
一時的にお金をお借りし、
巡りの中でお返しするという象徴的な存在。
これは、
ビジネスにおいて
「持ち続ける」よりも
「巡らせる」ことの大切さを教えてくれます。
立春大吉のお札も、
何かを強く願うためというより、
自分の居場所や環境を整える意識づけとして受け取りました。
シンプルに戻すことで、次の一手が見える
参拝の後、
境内の売店でいただいた名物のおいなりさん。
具材のない、シンプルなつくりだからこそ、
味がはっきりと伝わってきます。
ビジネスも同じです。
足す前に、削る。
複雑になりすぎた思考を、
本当に必要な要素だけに戻す。
その作業が、
次の一手を自然と浮かび上がらせてくれます。
環境を変えることは、逃げではない
ビジネスの岐路に立たされているとき、
一度立ち止まり、環境を変えることは、
決して後退ではありません。
それは、
より確かな判断を下すための準備です。
神社仏閣で行う個人コンサルティングは、
答えを与えるものではありません。
ご自身の内側にある本音や判断を、
引き出すための時間です。
戦略だけでなく、納得感と安心感を伴った決断を重ねていきたい。
そのような方に対して、私はそのための環境とサポートを提供しています。



