こんにちは、寺田真理です。
起業支援のセッションやコンサルティングをしていると、時々「えっ、そこノーガードなの?!」と驚くことがあります。
残念ながら、法律のことをあまりにも気にせずにビジネスをされている方が、想像以上に多いのです。
他のコンサルタントをつけて起業準備をしているはずなのに、肝心の「権利」については何の対策もアドバイスも受けていない。と言ったケースもあります。
実は、この「知らなかった」が、後で大きなトラブルを招くことがあります。
実録:私の「肩書き」に届いたメッセージ
実は私自身、以前に「権利」にまつわる不思議な体験をしたことがあります。
当時、私は「社長補佐官」という肩書きでお仕事をしていたのですが、ある日突然、見知らぬ方からメッセージが届きました。
「今度この肩書きで仕事をしようと思って、商標を取ろうとしたらあなたが使っていて……。私はこの肩書きにすごく愛着があるんです」
……。 「使わないで」とはハッキリ言わないものの、「私が登録するから、あなたは使わないでね」というニュアンスが透けて見える内容でした。
正直、そこで話し合ったり争ったりするのも時間がもったいない。と感じたので、その肩書きには執着せず、手放しました。
別の肩書きを考えるまでに時間がかかりましたが、今は「ブランディングプロデューサー」という肩書きで活動しています。
ですが、、もし皆さんが「絶対にこの名前でいく!」と決めてブランドを築き上げた後だったら……と考えると、ちょっとゾッとしませんか?
ビジネスを守るための「4つの武器」
自分自身が開発したノウハウや、大切に育てた商品名。
その「独自性と価値を損なわないために」、最低限知っておきたいのがこの4つです。
1. 特許権(アイデア・技術)
「発明」を守ります。独自のメソッドやシステムを確立した方は、ここをチェック。
- 保護:20年間
2. 意匠権(デザイン)
プロダクトの「見た目」を守ります。オリジナルの形やパッケージがあるなら重要です。
- 保護:25年間
3. 商標権(ネーミング・ロゴ)
ここが最もトラブルになりやすいです。会社名、商品名、ロゴ、そして「肩書き」もここに含まれます。
- 保護:10年間(何度でも更新OK)
4. 著作権(文章・写真などの表現)
ブログやSNS、撮った写真など。
これらは書いた瞬間に権利が発生し、「大切な表現の独自性」を守る確かな後ろ盾となります。
- 保護:死後70年まで
「知らなかった」では済まされない世界
特に商標権は強力です。 「私が先に使っていたのに!」という主張(先使用権)が認められるケースもありますが、証明するのはかなり大変です。
だからこそ、自分のビジネスを本気で守りたいなら、「守るための知識」も必要です。
「あれ?これって大丈夫かな?」と思ったら、まずはこちらで検索してみてください。
自分の使いたい言葉を誰かが登録していないか、調べるだけでもリスク回避になります。
プロの視点で、足元を固める
私の個別コンサルや継続コースでは、単なるブランディングのアドバイスだけでなく、こうした「起業に必要な法務知識」についても積極的にお伝えしています。
「起業コンサルを受けているから大丈夫」と思っていても、法律の穴まで見てくれる人は意外と少ないのが現実です。
必要であれば、信頼できる専門家のご紹介も可能です。
トラブルに巻き込まれてから後悔する前に、まずは一度、ご自身のビジネスの「守り」を確認してみませんか?
「今の肩書き、商標登録したほうがいい?」「この名前、使っても大丈夫?」と不安になった方は、ぜひ個別セッションでご相談ください。
その前に確認したい。という方は思考整理のミニセッションもございます。
お気軽にお問い合わせください。

